横木安良夫 ALAO YOKOGI  サイゴンの昼下がり

1994年10月 ベトナム ホーチミンシティ サイゴン地区 レタントン通り

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作品番号 V001  サイゴンの昼下がり アオザイ
写真イメージサイズ  335mmx225mm

An early afternoon of Saigon 1994
サイン入りエディションなし
イメージサイズ 335mmx225mm 
Fine Art Paper Ultra Smooth
オーバーマット アクリル

外寸額サイズ 楢材半切   558mmx437mm イメージサイズ 335mmx225mm
 
120,000 
額、オーバーマット付   消費税、送料込 作品証明書つき

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vol.01 には作品証明書がつきます。
ベトナム、H・C・M・C(ホーチミン市・旧サイゴン市)サイゴン地区、コンチネンタルホテル裏、
湿度の飽和したレタイントン通りを、颯爽と横断するアオザイ姿の女性。カメラには200ミリの望遠レンズがついていた。
僕は彼女の後ろ姿をファインダーを通して追った。すると彼女は路地を曲がる。
僕は追いかけ、コーナーに立ち、通りを見まわす。
すると忽然と、まるで白日夢だったかのように彼女は消えてしまった。僕が初めてサイゴンを訪れた時だった。
日本に帰りそのフィルムを現像する。そこには肉眼で見た印象そのままの一コマが、まるで演出したかように写っていた。

翌年、二回目にサイゴンを訪れた時、この写真を持って、サイゴンで働く女優や、歌手、モデルに見せたが
誰も知らないし見たこともないという。
彼女は、僕がヴェトナムで出会った一番印象的なアオザイの女性だった。
ただこのアオザイは、生地や柄や形が、普通のアオザイをかなりアレンジしているという。
いったいどんな生活を送っている女性だろうか。
僕は彼女の日常を想像した。そして彼女を探す旅を始めた。

沢木耕太郎 「一号線を北上せよ」講談社刊
前略 以下引用
 近藤さんの文章を読みながら、自分も行ってみたかったな、と何度思ったろう。しかしそこに描かれてたサイゴンはもはや存在せず、ホーチミンと名を変えてしまっていた。
 それでも、しばらくするうちに、ホーチミンと名を変えたサイゴンでもいいから行ってみようかと、思うようになった。その思いは、一枚の写真を見ることで、さらに強くなった。
 カメラマンの横木安良夫が「サイゴンの昼下がり」という本を出した。その表紙を本屋の店頭で見たとき、強く目を牽きつけられた。そこには、ひとりの若い女性が、純白のアオザイを着て、路上を歩いているという写真が載っていたのだ。白いアオザイは、まるで雨にぬれたかのようにぴったりと体に張りついているため、彼女の美しい体の線をくっきりと浮き立たせている。しかも微かに透き通っているため下着のラインが見え、それが清楚なエロティズムを醸して出していた。もちろんホーチミンに行けばそんな女性がいっぱいいると思ったわけじゃないが、行ってみたいと言う思いは募った。
後略


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